2010年12月10日金曜日

延の曲

延の曲は拍感をつくるのが難しい。最初はすごくゆっくり。そのゆっくり具合は笛の音頭と、それを受けて笙の音頭が作っていくものなのだけど、とても難しい。付所からしばらくは、合奏しているみんなが笙に耳を傾けているから、すごく緊張する。緊張すると息が続かなくなって、音が途切れてしまう。前回の合奏の時は、なんとか音が切れることは回避できた。でも、途中琵琶と合わないなあ、と思っていたら、やはり手移りと気替えの間合いが急すぎて、全体の音楽の流れを止めているとアドバイスされた。全体をつかんで、音の運びを作るのが笙の役目。手移りをして、琵琶が入って拍頭になったら密やかに息を変えるのが、美しい笙。
修練します。

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