2017年5月19日金曜日

2017年前半

今年のコンサートは楽団の公演からスタートしました。1月9日(月・祝)札幌のキタラホールにて、昼公演で鉦鼓、夜公演で笙の役をあずかりました。昨年末に体調を崩したため様々に心残りはあるのですが、楽団の一員として働くことができました。
18日、文化庁の事業で東大和市の中学校に行きました。生徒さんの前で越天楽を演奏した他に、唱歌を歌ってもらったり管楽器を体験してもらったり、雅楽のお稽古の導入部分を感じてもらいました。
2月5日、しのばず雅楽会さんの公演を聴きに行きました。しのばず雅楽会は東京藝大雅楽科出身の有志の集まりとのこと、これからの民間の雅楽を担っていく人たちの素晴らしい演奏を見ることができました。19日、箏奏者スコット・ジョーダンさんの呼びかけで「邦楽即興企画」がありました。声、息、弦、舞踏、4つのグループに分かれて即興演奏をしました。尺八の小濱明人さん、alive paintingの中山晃子さんと息の組でご一緒しました。尺八の音に音楽の進行を委ねて、paintの中山さんの描く絵と笙の音とが一緒になって、絵空箱という空間・時間をシェアすることができました。20日、国分寺市の並木公民館にお招きいただき、「世界の音楽を知る」という講座の1回目「笙の世界〜日本とアジアの民俗音楽」で笙の紹介をしました。国立音楽大学附属楽器学資料館館長であり、私が大学時代にとてもお世話になった(広義の)音楽学の恩師である横井雅子先生が、世界の様々な笙を紹介する講義の中で、古典の調子と現代音楽を演奏しました。
3月5日、長野県伊那市での演奏がありました。(つづく