2013年12月27日金曜日

冬の夜長

すっかり冬が深まりました。

25日に楽団の演奏会が終わり、笙のことをなおさら好きになっています。
今回は2つの舞楽が演目に上がり、そのうちの一曲で男性四人が優美に舞う横で、先生の後ろについて笙を演奏することができて本当に幸せでした。本番前まではひたすら必死ですので、幸せとか不幸せとか考える余裕なんてなくて、練習あるのみ、なのですが。

気がつけば、今年も残りわずかです。

今年は春にひとつ、地元の音楽会で雅楽のお披露目をする機会があり、前半はそのことで頭がいっぱいでした。6月には紀尾井ホールでの楽団の演奏会、国立劇場での演奏会がありました。夏は深川芸術祭で、素敵な曲を演奏させてもらって幸せでした。それから秋は茨城でのらくまい、文化庁の公演、そして今年は初めて柏の豊受稲荷にお招きいただいての演奏がありました。

年女、盛りだくさんのお役を頂き、本当に充実した年でした。

また明日から、そして来年も、頂いた役目をひとつずつしっかりとお務めしていきたいです。

2013年8月6日火曜日

蝉時雨、「深川潜水、その後」

暑い暑い夏です。

6月に大きな演奏会が2件ありました。紀尾井ホールでの楽団の演奏会、それから国立劇場での楽団の演奏会、どちらも音楽監督の作品、古典様式の新しい大曲で出演させてもらいました。笙と鉦鼓をしました。

7月はしばらくおやすみして、家のことや事務仕事を少しづつ片付けていました。

8月は2日に、ピアニストの岡野勇仁さんに誘って頂いて「深川芸術祭vol.19」というライブに参加させてもらいました。「深川潜水、その後」という坂野嘉彦さん作曲の新しい曲を関島岳郎さん(チューバ)、今西玲子さん(箏)との三重奏で初演しました。

蝉時雨とパソコンのホワイトノイズ、それから新青梅街道を走る車の音を聴きながら久しぶりの更新でした。

蝉時雨が小さくなるとパソコンの音が聴こえて、少し外に耳を傾けると車の音が聴こえます。
生活の中にある音はそれを発する「物」の存在を私の意識に上らせて、それぞれの音はお互いがそれぞれ独立していてなおかつ聴く主体である私からの距離が空間の広さを感じさせてくれます。
それってきっと「深川潜水、その後」で坂野さんが求めた音楽と共通するんだろうな、と思います。

また演奏の機会がありますように。

2013年3月17日日曜日

4月7日、6月2日

すっかり更新を怠っていました。
昨年は学校公演の後、年末に楽団の自主公演がありました。
今年に入って娘の通う小学校に「子どもたちと芸術家の出会うまち」のアウトリーチがやってきて、私はそれに呼ばれて行く、という面白い立場で演奏をさせて頂きました。
雅楽を選んで招いてくださった先生方、ありがとうございました。それから、オーケストラ連盟のOさん、大変お世話になりました。
MFJ(ミュージックフロムジャパン)のコンサートに楽団が呼ばれて、福島市音楽堂で演奏をさせてもらいました。こちらも小学生に向けての演奏でした。演奏会の後には懇親バーティーがあり、話しかけてくださったお客様がいらしてうれしかったです。

さて、そうこうしているうちに、4月7日は地元で演奏します。
「さくらさくらコンサート」という、武蔵村山市の数件の合唱団による発表演奏会にお呼ばれしました。
少人数での雅楽をします。三管一鼓(笙、篳篥、龍笛、鞨鼓)で舞楽の「陵王」をします。
入場は、前売り1000円、当日1200円です。よろしかったらいらしてください。

http://www.musashimurayama-sakurahall.jp/organize/detail.html?id=312

それから、楽団の大きめの自主公演が、6月2日に紀尾井ホールであります。こちらは「秋燕子」(皇じょう、急のみ古典、ほか復曲)で笙を、舞楽「抜頭」で鉦鼓をします。伊左治直氏の新曲あります。
下記サイト、まだアップされていませんが、チケットは4月発売です。どうぞいらしていください。

http://reigakusha.com/archives/category/concert